ドクターズインタビュー
院長インタビュー
がんを見逃さない
苦痛を抑えて検査を実施
内視鏡専門医による質の高い内視鏡検査
内視鏡検査の専門サイトを立ち上げた経緯は？
私はこれまで、全国トップレベルの胃がんの内視鏡治療数を誇る横浜市立大学附属市民総合医療センターをはじめ、複数の医療施設で内視鏡検査（胃カメラ・大腸カメラ検査）の研鑽を積んできました。
そうしたキャリアを通じて、内視鏡検査の重要性を痛感していますので、当院で専門性の高い検査が当院で受けられるのだということ、また多くの方に内視鏡検査の重要性を知っていただきたいと思い、専門サイトを立ち上げた次第です。
須恵町ゆうろう内科クリニックの内視鏡検査のコンセプトは？
「質の高い内視鏡検査を提供すること」です。質の高い内視鏡検査とは、胃カメラ検査の場合、小さな病変もしっかりと確認し、決して胃がんを見逃さないことす。
そして大腸カメラ検査では、大腸がんを見逃さないことはもちろん、苦痛を最小限に抑えて、短時間で検査を終えることを目指しています。
特に、女性の方で手術歴があり、腸が癒着してしまっているような状況では、大腸カメラ検査の際に痛みを感じる方も少なくありません。
そのため、鎮静剤の使用やカメラの種類の選択など、患者様の苦痛を和らげる対策をとっています。
具体的には、柔らかいファイバーを導入し、それを使用することで、患者様に与える苦痛をできる限り抑えるようにしています。
「苦痛の少ない検査」が受けられるというのは、患者様にとって安心です
当院では、ほとんどのケースで鎮静剤を使用するのですが、それにより患者様は検査中にほとんど眠っているような状態になるので、検査に対する不安や恐怖、苦痛が抑えられた状態で検査を終えられています。
正確な診断を行うために
3段階に分けて丁寧に検査を実施
撮影画像の質にこだわる
須恵町ゆうろう内科クリニック内視鏡検査の特徴は？
当院の内視鏡検査の特徴として、内視鏡専門医による精度の高い検査が受けられること、高性能な内視鏡システムを導入していること、鎮静剤を用いて検査時の苦痛を抑えること、さらに吐き気を起こしにくい経鼻内視鏡検査（鼻からの胃カメラ検査）が受けられることなどが挙げられます。
こうした特徴に加えて、当院ではより正確な診断を行うために、3段階に分けて検査を行っています。
第一段階は通常の内視鏡検査、第二段階はLCI（Linked Color Imaging）を使用した検査、そして最後はインジゴカルミンという色素を散布して行う検査です。
こうした、患者様お一人おひとりの状態に合わせて、丁寧に検査を実施していることも当院の大きな特徴です。
その他、どんな特徴が挙げられますか？
大腸カメラ検査において「盲腸到達率」というものがあり、つまりは大腸の最も奥に位置する盲腸まで到達できたかどうかの指標です。
腸が癒着していたり、腸がとても長かったり、肥満傾向にあったりすると内視鏡を到達させるのが難しい場合があるのですが、当院では現在、100％の到達率を誇っています。
さらに「腺腫発見率（ADR：Adenoma detection rate）」という指標もあり、簡単に言うとこれは「大腸ポリープをしっかりと発見できているかどうか？」を示す指標です。
こちらについても、当院では一定以上の基準を超えています。
どんなこだわりを持って検査に臨んでいますか？
できる限り苦痛を抑えて検査することにもこだわっていますが、同じくらいこだわっているのが「撮影画像」の質です。
それは医師の経験値の差を示す大きな要素で、「きれいな画像は、検査技術の表れ」と言えます。なので、精度の高い診断に繋げるために、できる限り鮮明できれいな画像を撮影するように心がけています。
そして、「画像の質」だけでなく、撮影する画像枚数も大事です。
一般的な検診で推奨されている撮影枚数は40枚以上ですが、当院では状況によって100枚以上撮影するケースもあります。
早期の胃がん、特にピロリ菌の除菌後の胃がんは発見が難しいので、疑わしいケースではそのくらいの枚数は撮影するべきというのが、私の考えです。
内視鏡検査は
毎日を健康に生きるための重要な検査
是非、定期的な受診を
内視鏡検査を受けることの大切さについて、患者様にお伝えしたいことは？
内視鏡検査は、胃がんや大腸がんの早期発見に非常に重要な役割を果たします。
また、胃痛や腹痛といった症状の奥に重篤な疾患が隠れていないかのチェックができ、その後の治療方針の決定にも役立ちます。
そういったことからも、当院では患者様に「安心して毎日を送るために、内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか？」と提案しています。
内視鏡検査を、毎日を健康に生きるための重要な検査と捉えて、是非、定期的に受けていただければと思います。
