潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎は、大腸の内膜が炎症を起こし、慢性的な病気です。
この疾患は、クローン病と並んで炎症性腸疾患(IBD: Inflammatory Bowel Disease)の1つとされています。
潰瘍性大腸炎の原因は?
潰瘍性大腸炎の正確な原因は未だ明確には解明されていませんが、遺伝的要素、免疫系の異常、環境要素などが絡み合って発症すると考えられています。
特に、体内の免疫システムが誤って大腸の細胞を攻撃し、炎症を引き起こすという説が一般的です。
潰瘍性大腸炎の症状
- 持続的な下痢
- 腹痛
- 血便や粘液便
- 排便の際の痛み
- 食欲不振、体重減少
- 疲労感
など
潰瘍性大腸炎の検査方法
潰瘍性大腸炎の診断には、内視鏡検査(大腸カメラ検査)が不可欠です。
大腸の内部を直接観察し、炎症の有無、範囲を調べます。
また、組織を採取し(生検)、病理学的に調査することで、他の大腸疾患との鑑別診断も可能になります。
潰瘍性大腸炎の疑いがある方は、医療機関での適切な診断を受けることが重要です。