大腸カメラ検査でわかる病気

大腸ポリープ

大腸ポリープ

大腸ポリープは大腸の内壁で発生した突起・腫瘍で、肉眼的に確認できるものから微小なものまで様々です。
多くは無症状であり、大腸カメラ検査で初めて発見されることが多いです。
なかには、放置すると大腸がんに進行するリスクを含むものもあるため、早期発見・除去が重要です。

大腸カメラ検査時に大腸ポリープが見つかった場合、ポリープのタイプによってはその場で切除することが可能です。

大腸ポリープについて
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早期大腸がん

大腸がんの初期段階で、早期発見と早期治療により、治癒させられる可能性の高い状態です。
通常、症状はほとんど見られず、定期的な大腸カメラ検査が有効な発見方法となります。

大腸がん

大腸がんは、がん細胞が異常増殖することで発生します。
症状としては便の変化、腹痛、体重減少などが挙げられますが、初期症状はほとんどないため、定期的な大腸カメラ検査による早期発見が重要です。
進行すると周囲の組織やリンパ節、遠隔の臓器にまで広がります。
激しい腹痛、便秘、下痢、腹部の腫瘤などが症状として出てくることもあります。

大腸憩室症

大腸の壁に小さな袋状の突出部分(憩室)が形成される病気で、ご高齢の方に多く見られます。
大部分が無症状で、大腸カメラ検査で偶然発見されることが多いです。

大腸憩室炎

大腸憩室症において、大腸の憩室が感染・炎症を起こした状態です。
主な症状は腹痛、発熱、下痢などです。

大腸憩室出血

大腸憩室が出血する状態で、多くの場合、突然の血便として現れます。
大腸憩室症の合併症の1つであり、特にご高齢の方に多く見られます。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜が炎症を起こし、潰瘍を形成する病気です。
主な症状としては腹痛、下痢、血便などがあります。
原因は不明ですが、免疫異常が関与していると考えられています。

クローン病

クローン病は消化管全体に炎症を引き起こす慢性疾患で、炎症は消化管の全層に及びます。
主な症状は腹痛、下痢、体重減少などです。

虚血性腸炎

大腸の血流障害により粘膜が虚血状態になる病気で、下痢、血便、腹痛などの症状が現れます。
ご高齢の方や、血栓症のリスクを持つ方で発症するケースが多いです。

直腸カルチノイド

カルチノイド腫瘍は内分泌細胞から発生する腫瘍で、直腸カルチノイドは直腸内に発生します。
無症状のことが多く、大腸カメラ検査で発見可能です。

直腸潰瘍

直腸内の粘膜が損傷し、潰瘍を形成する病態を指します。
便秘、血便、腹痛などが見られます。

大腸脂肪腫

大腸脂肪腫は、大腸内壁の脂肪組織が増殖する良性腫瘍です。
ほとんどが無症状で、大腸カメラ検査により発見されるケースが多いです。

大腸偽メラノーシス

大腸偽メラノーシスは大腸の内壁が黒く変色する病気で、特定の薬物が原因で起こることがあります。
大腸カメラ検査で確認されます。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群(IBS)は、特定の原因がなく、腹痛や便通異常などの症状が続く腸の機能性疾患です。
ストレスや食事などが症状を悪化させることがあります。

痔核

痔核は、肛門周辺の静脈が拡張・膨張し、出血や痛みなどの症状を引き起こすものです。
不適切な食生活や便秘が主な原因とされています。
大腸カメラ検査でも確認できます。

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