大腸カメラ検査の注意点
大腸カメラ検査の注意点
大腸カメラ検査は、大腸の健康状態をチェックするうえで重要な検査となります。
安心・安全に検査を受けるために、また正確な結果を得るために、次のような点にご注意ください。
検査前の食事制限
大腸カメラ検査の前日の夕食は21時までに済ませてください。
消化の良い軽い食事を摂るようにしましょう。
以後は絶食で、適切な観察を行うために、食物残渣を極力排除することが大事です。
下剤の服用
検査の前日から指定の下剤を服用し、大腸を空っぽにします。
下剤の服用方法やタイミングについては、クリニックからの指示に従ってください。
薬物の服用
血液を固まりにくくする薬(抗血栓薬)や、血糖を下げる薬(経口血糖降下薬)など、特定の薬を服用している方は、検査前に医師へご相談ください。
検査前に服用を一時中断する場合もあります。
体調の確認
検査当日に体調不良を感じた場合、無理に検査を受けるのではなく、クリニックにその旨をお伝えください。
検査日の再調整も可能です。
鎮静剤を使用した場合の運転について
鎮静剤を使って検査を受けた場合、種類によっては検査後も眠気やふらつきなどの鎮静剤の影響が続くことがあります。
その場合は検査当日の運転は避け、公共交通機関を利用するか、ご家族などに送迎をお願いしましょう。
大腸ポリープ切除後のケアと注意点
大腸ポリープの切除後は、次のような点に注意して生活するようにしてください。
安静にする
切除後、体に負担がかからないように安静にしてください。
消化に良いものを食べましょう
当日は、消化に良いものを食べましょう。
おかゆやうどんなどが理想的です。
また、3日間は、辛いものや脂質が多い食べ物は避けてください。
アルコールの制限
切除後、3日間はアルコールの摂取を避けてください。
アルコールは血流を促進し、切除部位の出血リスクを高める可能性があります。
入浴について
当日はシャワーのみに留め、バスタブでの入浴は翌日以降からでお願いします。
運動について
しばらくは腹部に負担のかかる運動は控えてください。
旅行や出張
旅行や出張を予定している方は、日程を調整する必要があります。特に飛行機による旅行では、気圧の変化により出血リスクが上がる可能性があるため、事前に医師へご相談ください。